飛行機欠航で費用は? 座席等級で対応に差あり(産経新聞)

 アイスランドの火山噴火の影響で、欧州便を中心に相次いだ飛行機の欠航。日本でも成田空港で足止めになる客が多く出るなど、影響を受けた。ゴールデンウイークに海外に出かける人も多いだろう。だが、果たして飛行機が欠航してしまったら、その間の必要な費用は負担しなければならないのか。旅行プランはどうなるのか。航空会社や旅行会社に対応を聞いてみた。(道丸摩耶)

 ◆格安券は要注意

 日本航空と全日空によると、火山噴火や台風など天災による欠航は会社側の責任ではない。そのため、それに伴う宿泊や食事などの費用は原則として客の負担だ。欠航便の航空券は別便や他社便に振り替えることができるが、格安航空券の中には記載便名しか乗れない場合や、予約変更ができないものも。そうなると、天災が理由でも手数料や新たな料金が必要となる。

 責任はないといっても、「人道上の配慮で、空港で寝泊まりする客に毛布を配ったり、ホテルを手配したりすることはある」(日本航空)。成田国際空港会社も「人道上の措置として食料やシャワールームを提供することはある」と話す。

 座席の等級によっても対応は異なる。空港関係者によると、ファーストクラスやビジネスクラスの場合、航空会社に利便性の高いホテルを手配してもらえることが多いという。子供連れなども優先順位は高い。

 一方で、格安の航空会社では欠航後の対応をしないところもある。反対に、天災であっても宿泊費を負担してくれる航空会社もあり、会社や空港によって対応は分かれる。

 ◆会社都合の場合は?

 では、航空会社の都合による欠航の場合はどうか。日本航空では「他社への振り替えや臨時便など、最短で目的地に行けるようあらゆる案内をする」と説明。機内食が出るはずの便が遅れた場合は、空港内で使える「ミールクーポン」を出すケースもあるという。宿泊費や交通費も原則として会社負担だが、この場合も座席の等級によって負担額は異なってくる。

 気になるのが、ファーストクラスの搭乗券を他社に振り替えた場合、同じファーストクラスに乗れるかどうかだが…。「弊社のファーストクラスの料金が他社の同クラスと同じとはかぎらないので、ケース・バイ・ケースです」(日本航空)

 旅行会社のパック旅行はどうなるのだろうか。JTB広報室によると、「帰りの便が欠航した場合、客と連携して早く帰れる手段を探す」とのことだが、出発前に欠航が分かった場合は「旅行はキャンセルになる」。日にちをずらして再度申し込んでも「まったく新しい旅行」扱いとなり、価格差がある場合は新たな料金が適用されるそうだ。

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 ■海外旅行保険の適用は?

 飛行機の欠航で宿泊費などの新たな出費が出た場合、それをカバーする保険はないのだろうか?

 JTBによると、「海外旅行保険にはさまざまな種類があり、特約などを付けることもできる。ただ、天災の場合は免責されるものがほとんど」だという。

 中には、東京海上日動の海外旅行保険特約「旅行変更費用補償」など、天災で旅行が中止になったり足止めとなったりした際の交通費や宿泊費が補償されるものもある。ただ、「あらかじめ噴火が分かっている場合などは対応が異なる」(同社)ので注意が必要だ。

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